南礀中題

いろいろです。基本的にアフィリエイトが多いのでご注意を。

2018-01-01から1年間の記事一覧

『現代思想』2019年1月号の千葉・小泉・仲山鼎談を読んで

ver1.06 まだ学部生だった時分に,ひふみさんに話をもちかけて同人誌にインタビュー(というか対談記事.「中華鍋で言葉を焼く」『Mare』,第1号,2015年.)を載せさせてもらったのは,『現代思想』2015年6月号の「研究手帖」に「そこにある相関主義」とい…

いまさらコミティアと文フリを振り返る

コミティアと文フリ 2018年11月25日にコミティアと文フリで買った本について振り返る. コミティアにて 初めてのコミティアだったので,何時間かかけて念のため全てのブースを覗いた.フランス人がたくさんいてとても楽しかった.NHKでアニメが開始した『ラ…

アーギュメンツ#3レイ・ブラシエ「脱平準化──「フラット存在論」に抗して」の誤植ほか

アーギュメンツ#3について 刊行からすでに随分経ってしまったが、私生活が落ち着いてきたので簡単に僕が協力したレイ・ブラシエ「脱平準化──「フラット存在論」に抗して」の翻訳の誤植についての訂正と感想を述べたい。 誤植について 訳者が携わった中で気づ…

首都圏と廃墟の備忘録

首都圏の老い 2018年3月17日に『都市の老い』刊行関連イベントの『首都圏の老いにどう向き合うのか』を聴講した。予定がおしていたので遅れて入っていくと、市長が話していた。いつものように場所とテーマ以外とくに調べずにやってきたら、生まれて初めて市…

開発合宿まとめ

開発合宿まとめ 3日目で夜にブログに進捗をあげる元気が完全になくなったので、帰りの機内で開発合宿の顛末を記して、備忘録の代わりとしたい(書き終わったのはさらに2日後)。 3日目 開発合宿は目的や人数によって設定すべき課題が異なる。僕ら二人はVCS…

開発合宿2日目

バルコニーにて pic.twitter.com/sc91oUPTBr— penguinspotting (@penguinmeditate) 2018年3月5日 これは3日目の早朝の風景だが、雨の中移動だった。Electronをwebpackでビルドするところまで集中的に行うことでReactの基本的な方針であるところの仮想DOMの気…

開発合宿1日目

React StudioがシングルウェブベージアプリのビルドまでできるのでそこからJSXなどを抜いてこれると思ったが、とうぜんテキストボックスなどのidがすべて自動生成なのでElectronでデスクトップアプリを作る場合に不都合だと気づくのに3時間使ってしまう。そ…

3/3

開発合宿前日なので、Reactをやりたかったが、これは二人でやりながらやったほうがいいなと思い、互いに知識の足りていないUE・UIについての本を読むことにした。以前から気になっていた『ノンデザイナーでもわかる UX+理論で作るWebデザイン』を読んだ。こ…

3/2

" 開発合宿前に、ウェブ周りの基礎知識をさらいたいと思っていて、渋川よしき『Real World HTTP』を一読。ほんとうに素晴らしい本だった。自分のようなウェブ素人(そもそもプログラミングもまともにできやしないが)にとって、これこそ必要な本だった。つまり…

2/23

ひさかたぶりにジムに行く。その後、政策評価の方法論についての講義に行こうと思ったら事前登録制だった。残念。歴史的史料を参照しながら政策評価をすること、すでに結果が出ていることについてどう比較するのかといったことを調べるのは非常に面白そうだ。

2/22

事由あってあまり寝れず、朝から目眩。3時間ほど横になってから、駒場にて訳文指導。先日決まった3月の開発合宿に向けて意識が高まる。知人に会って立ち話。行列の復習。

2/20

日付を超えているが寝れないので書く。翻訳修正進まず。やっているうちにフランス語が楽しくなってきた。新宿に用事あり、発売された『多様体』を手に取る。興味深いラインナップだった。音信不通の友人と連絡が取れる。大過なく安心す。数学はできなかった。

2/19

修論の仏語見直しを主にした。その過程で、審査で指摘された論理的欠陥の生じた理由とそれに対する応答を整理した。早い話、論述にかなり問題がある。果たして3年で博士論文が書けるのか不安になってきた。しかし、フランスに行けば資料アクセスや専門家アド…

2/18

有楽町にて開催された大江戸骨董市に赴く。ポストインキュナブラのホラティウス全集の1冊が4.9万円、1523年初版ヨハネの福音書が227万円で販売されていた。真贋不明。いずれにせよ、天日干し状態にされており、最悪の管理体制だった。店の人に由来など問い質…

2/11-17

翻訳直しが続き生産性のなさに精神的に疲弊しているのでせめてものアウトプットとして身辺雑記を記す。 13日、本郷で劣モジュラ関数の研究をしている友人に会う。数学について勉強法の具体的なアドバイスをもらう。19世紀後半の数物理、化学を理解するために…

シンポジウム「人文知の明日を見つめて」まとめ

この記事は、人文知の明日を見つめて —メディアの刷新と知変貌—での講演の一部をまとめたものです。私の関心や体力の関係で記述量にはムラがあります。また、会場でレジュメが配布されていなかった関係で、私の補足が多くあります。そのため、発言の正確さが…

学振採用と修士生活

はじめに 学振について書く記事が少ないというのは昔から思っていた。とくに、人文系DC1の人がどのようにして採用されたのかわからないことだらけだった。経済的保証がある程度ある学振採用は、研究に対するモチベーションが高まる副作用もあるので、多くの…